春の香りがする。
行き交う人並みにうつむきながら。
ヘッドフォンの音楽で雑踏を消す。
ココロは晴れやか、ぴょんぴょんしてる。
元気だよ。
彼女と美味しいお酒を呑む。
時間と空間のあいだ。
バーボンとカクテル。
仕事の話はほどほどにしたいよ。
この店の生ハムはサイコー。
その場で切ってくれるんだ、芸樹的。
駅でキスして彼女を送る。
幸せな時間だけど長く続けたくないのは、なぜだろう。
夜のぴょんぴょん通りをぴょんぴょん帰った。
そしてうすく遠く昇る太陽、カラス達が会話をはじめる。
光がさした部屋、植物に水をあげた。
新しい今日。