若松地区卒業制作
2006年 03月 03日
卒業制作「石と釘」無事に本編のUPが終了です。
\(祝)/
石釘制作委員会(ひとり)の今後の活動は
制作資料の公開と秘話。
ということで~まずはUPした順番だとお話しが
みえにくい。
なので石釘をふりかえって。
----------
昔のこと。修多羅軍と鳥栖軍の河童たちは・・・。
毎晩毎晩に縄ばり争いのためだけに、空の上で争いあっていた。
争いあって死んだ河童たちは青緑のドロドロの液体になって田畑に堕ちた。
ドロドロの液体のせいで農作物があらされるのでお百姓たちはみんな困りはてていた。
そのようなある日、獣のような山伏がどこからともなく現れ鍛冶屋に、河童を封じるための「大釘」を作らせたのだ。
大釘のことを知った河童たちはお互いの争いをすこし中止して両軍で、山伏の祈祷(きとう)を邪魔することになった。
獣のような山伏は体を清め、食事もとらず、ゴマをたいて・・・・一心に、一心に、祈りはじめる。
たくさんの河童たちが、山伏のいる高塔山をかこんで色々な妨害をくりかえす日が長く続いた。
祈りのためか石地蔵の背中に大釘はうちこむことができたのだが。山伏は河童たちのために命を失ってしまったのだった。
大釘の祈りのおかげで河童たちは争うことなく、それからは全く姿を見せなくなった。
----------
童話作家を志していた火野葦平が芥川賞を受賞する前に
制作した物語に、タイトル忘れた・・・。
カエルがカタツムリの殻をかぶって、隣のカエルと争いをはじめ、それが
きっかけになってカエルみんなが争いをはじめる。
というようなお話しがあります。
そのお話しと若松のカッパ昔話をミックスさせて「石と釘」ができたようです。
火野葦平は作家としての火野葦平と自分自身である玉井勝則を
「別の人間」としておいておきたかった。
同じように火野葦平は時々カッパにもなるのです。
しかしそれは重く人生にのしかかる戦争という現実、戦犯として
人間の罪(!?)から逃れようとする葦平をカッパにさせるのです。
いったい誰の罪なのか??です。
葦平が自殺する直前に残したもの。
「見ざる言わざる聞かざる」をカッパがやっている絵と「河童傷心」の言葉。
(河童傷心じゃなかったかも・・・)
火野葦平の心に住むカッパは無邪気で純粋で、それ故に悪心をもって
いるのだが自身を悔い改めることもする。
なによりも傷つきやすいカッパだったのではないでしょうか。
戦地でたくさんの争いを見て、戦争が終わってもたくさんの争いに
まきこまれ、言いたいことも言えなく、書きたいことも書けなくなる。
BGM「かっぱ音頭」♪かっぱなに様かっぱ様~!♪
\(祝)/
石釘制作委員会(ひとり)の今後の活動は
制作資料の公開と秘話。
ということで~まずはUPした順番だとお話しが
みえにくい。
なので石釘をふりかえって。
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昔のこと。修多羅軍と鳥栖軍の河童たちは・・・。
毎晩毎晩に縄ばり争いのためだけに、空の上で争いあっていた。
争いあって死んだ河童たちは青緑のドロドロの液体になって田畑に堕ちた。
ドロドロの液体のせいで農作物があらされるのでお百姓たちはみんな困りはてていた。
そのようなある日、獣のような山伏がどこからともなく現れ鍛冶屋に、河童を封じるための「大釘」を作らせたのだ。
大釘のことを知った河童たちはお互いの争いをすこし中止して両軍で、山伏の祈祷(きとう)を邪魔することになった。
獣のような山伏は体を清め、食事もとらず、ゴマをたいて・・・・一心に、一心に、祈りはじめる。
たくさんの河童たちが、山伏のいる高塔山をかこんで色々な妨害をくりかえす日が長く続いた。
祈りのためか石地蔵の背中に大釘はうちこむことができたのだが。山伏は河童たちのために命を失ってしまったのだった。
大釘の祈りのおかげで河童たちは争うことなく、それからは全く姿を見せなくなった。
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童話作家を志していた火野葦平が芥川賞を受賞する前に
制作した物語に、タイトル忘れた・・・。
カエルがカタツムリの殻をかぶって、隣のカエルと争いをはじめ、それが
きっかけになってカエルみんなが争いをはじめる。
というようなお話しがあります。
そのお話しと若松のカッパ昔話をミックスさせて「石と釘」ができたようです。
火野葦平は作家としての火野葦平と自分自身である玉井勝則を
「別の人間」としておいておきたかった。
同じように火野葦平は時々カッパにもなるのです。
しかしそれは重く人生にのしかかる戦争という現実、戦犯として
人間の罪(!?)から逃れようとする葦平をカッパにさせるのです。
いったい誰の罪なのか??です。
葦平が自殺する直前に残したもの。
「見ざる言わざる聞かざる」をカッパがやっている絵と「河童傷心」の言葉。
(河童傷心じゃなかったかも・・・)
火野葦平の心に住むカッパは無邪気で純粋で、それ故に悪心をもって
いるのだが自身を悔い改めることもする。
なによりも傷つきやすいカッパだったのではないでしょうか。
戦地でたくさんの争いを見て、戦争が終わってもたくさんの争いに
まきこまれ、言いたいことも言えなく、書きたいことも書けなくなる。
BGM「かっぱ音頭」♪かっぱなに様かっぱ様~!♪
by hi64na
| 2006-03-03 22:58
| 自然